
いつもご覧下さりありがとうございます。
4月に入り暖かい日が続き、ぶどうの芽が出はじめ、小さい房も枝になり始めました。

HPの更新の間が空いてしまいましたが、本日からまたHPの更新を再開させて頂きます。
この期間に、長年大量の雑草に悩まされてきた隣の耕作放棄地の開拓作業を進めておりました。
いぬいぶどう園が管理しているぶどう畑の隣には、長年放置されていた耕作放棄地がありました。

↑無限に侵食してくる木や竹、バラのようなトゲトゲの蔓。
小さい竹がびっしりと生え、雑草や木が絡み合い、完全に手がつけられない状態です。
昔の記憶をたどっても管理されている記憶は無く、少なくとも20年以上は放置されていたように思います。
竹や雑草はぶどう園の棚にまで伸びてきてしまい、ぶどうの栽培にも影響が出る状態でした。

↑ぶどうの棚が完全に蔓で覆われて壁のような状態
しかし、この耕作放棄地を管理していた方に何度連絡しても「行政の人から、ここは管理しなくても良いと言われた」とのことで、ほとんど対応してもらえませんでした。
最終的には様々な事情があり、「この土地を購入してほしい」という話になり、私たちの方で購入することになりました。
昨年の冬に手続きが完了し、そこから耕作放棄地の開拓が始まりました。
目次
耕作放棄地とは?なぜ増えているのか
耕作放棄地とは
耕作放棄地とは、以前は農地として使われていたものの、現在は耕作されず放置されている土地のことを指します。
農林水産省でも問題として取り上げられており、日本全国で耕作放棄地は年々増えています。
耕作放棄地が増えている理由
耕作放棄地が増えている主な理由としては
- 農家の高齢化
- 後継者不足
- 農業の収益性の低下
- 農地の相続問題
などがあるそうですが、こちらの畑も30年以上前?に所有者の方が亡くなり、ご家族の方が持っておられたそうですが、その方が10年ほど前に手放されたそうです。

↑完全に雑木林で、草刈り機で道づくりを少しずつ進めて行きました。
一度放置されてしまうと、雑草や竹、木が生い茂り、元の農地に戻すのが非常に大変になります。
さらに、元々の持ち主の方もお亡くなりになっているため、役所の登記簿を確認しても実際の土地と大きくずれているということがあり、購入者の方もどこからどこまでが購入した土地なのかが分からない状態という事でした。
余談ですが
さらに、本来なら購入される段階で回りの土地の方と、土地の場所を明確にするそうですが、山地や畑はこの辺りが適当らしく、何故か祖父の代からぶどう畑として管理をしている土地も勝手に売られていました。
その後に購入者の方からこの土地を使うなら使用料を払って下さいと弁護士さんを通して言われ、丁度「地面師」の映画がブームの頃でしたので、リアルにこんな事ってあるんだと衝撃を受けました。
想像以上だった耕作放棄地の状態
実際に土地の中に入ってみると、想像以上の状態でした。
- 2mほどの細い竹で全面が覆われている
- 巨木が立っている(折れた枝が倒れている)
- 蔓や雑草が絡み合っている
完全に自然に戻りかけているような状態です。
まずは専門業者の方に相談し、耕作放棄地や山林の整備について見積もりをお願いしました。

↑侵食してくる部分のフェンスを外し草刈りしても雑木林から次から次へと蔓が侵食してきます。
整地費用は300万円以上と言われ断念
複数の業者に相談したところ、
- 巨木の伐採
- 重機の搬入
- 山林整備
などが必要になるため、300万円以上かかると言われました。
さすがにすぐにその費用を出すことは難しく、業者にすべて任せる方法は断念することになりました。
自分たちの手で耕作放棄地の開拓を進めることに
最終的には
- 専門の方に少しサポートしてもらいながら
- 自分たちでできる部分は自分たちで
という形で開拓を進めることになりました。
最初はひとりでコツコツ作業をしていましたが、1日作業してもほとんど進みません。小さな竹を切り、雑草を刈り、絡まった蔓を取り除く作業は、想像以上に大変でした。
現在は
- 造園のお仕事をされている方
- タイミーさんで応募してくれたアルバイトの方
にも手伝っていただきながら、少しずつ整地を進めています。
やっぱり造園のお仕事を専門でされているプロの方の作業は圧倒的で、1日で2mも進まなかった竹藪をたった半日ですっかり綺麗に仕上げて下さりました。
耕作放棄地の整備で感じた「道具の重要性」
最初は鎌や鉈だけで作業
開拓を始めた当初は
- 鎌
- 鉈
だけで作業していました。
しかしこれでは、竹や雑木が密集している場所ではほとんど作業が進みません。ツタを鎌で切り開いていくのですが、次の日は完全に筋肉痛で手に力が全く入らなくなりました。
小型チェーンソーを導入
そこでハンドタイプの小型チェーンソーを導入しました。
ホームセンターでセールをしていたタイプがあったので、衝動買いをしてしまいました。
しかし、実際に使ってみると想像以上に使いやすく、道具の重要性を実感しました。
その後もいくつか試したのですが、
- 思っていたより使いやすいもの
- すぐ壊れてしまったもの
など、道具によってかなり差があることも分かりました。
耕作放棄地の整備を通して道具の性能が作業効率を大きく左右するということを改めて実感しました。
|
|
↑最初に購入したハンディタイプのチェーンソー。アルミスさんの「太枝切っ太郎」。手で作業していた時と比較にならないほどの作業効率で感激しました。その一方で使い方をあまり理解していなかったので問題も。詳しくは別記事で紹介します。
農機具レビューも
使ってみた感想や良かったモノを紹介出来ればと思っています。
- チェーンソー
- 草刈り機
- 開拓用の道具
など、実際に使った農機具についてもレビュー記事として紹介していきたいと思っています。
今後耕作放棄地の整備や畑づくりをされる方の参考になれば嬉しいです。

今後この畑をどのように活用するか
この土地をどう活用していくかは、まだ決められていません。というよりも、まだ粉砕した竹が一面に散乱し、竹や蔓の根がびっしりと入っていてスコップが入りません。
- ぶどう畑にするのか
- 別の作物を育てるのか
- 農地として別の形で利用するのか
様々な可能性があるのですが、まずは人の手が入り、管理できる状態にすること。長年放置されていた土地は、一度整地しただけではすぐに元に戻ってしまうそうです。
まずは道を整え人が入れる状態を作り、定期的に管理できる状態にしてから、この土地をどう活かしていくのか考えていきたいと思っています。

少しずつ整備状況を報告していきます
ぶどう園の仕事は季節によって忙しさが大きく変わります。
特にこの4月頃から夏にかけては作業のピークに入っていきます。
一気に枝が伸びぶどうの房が付くと日々の作業で手一杯になりがちです。
そして、6月頃からは、
- 収穫
- 販売
- 出荷
が中心になるため、耕作放棄地の整備はなかなか進められません。
そのため、この土地の開拓作業はぶどうの作業の合間を見つつ少しずつ進めていく予定です。耕作放棄地がどのように変わっていくのか少しずつ経過を報告していきたいと思
います。

↑草刈り機で少しずつ開拓
作業動画も撮影していますので、紹介していければと思っています。引き続き今後ともよろしくお願いいたします。












