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大阪・柏原市は“ぶどうのまち”だった?
以下の記事でも紹介しましたが、柏原市はかつて日本一のぶどう生産地としても栄えていたようです。
今回は100年以上前から柏原でぶどう栽培をされているカタシモワイナリーさんを紹介させていただきます。
自然豊かな山と川のまち、柏原市の地理的な魅力
大阪府柏原市は、府内でも珍しく自然が色濃く残るエリアです。
柏原市の大半は山と川が占めており、都市部に近い場所でありながら、どこか懐かしい田園風景や里山の雰囲気が今も広がっています。
そんな柏原市は、かつて日本一のぶどう生産地として栄えた歴史を持っています。
ぶどう栽培はこの地に根づいた産業であり、今も多くの農家が丹精込めて栽培を続けていますが、若年女性の人口減少が進み、「消滅可能性自治体」とも呼ばれているようです。
普段は静かなエリアも、ぶどうシーズンは一変
私たちいぬいぶどう園があるのは、柏原市の中でも特に山に近いエリア。川を越えて少し山側に入った場所で、日常ではなかなか訪れることのない、静かな地域です。
ところが、お盆の時期には様子ががらりと変わります。
大阪市内から高速道路で30分ほどとアクセスも良いため、新鮮なぶどうを求めて多くのお客様が訪れてくださるようになります。
いぬいぶどう園がある場所|アクセスと地域の特徴
大阪市内から車で40分、高速道路でアクセス可能
柏原市は、大阪市内から高速道路を使うと約30分~40分で来られる穴場的なエリア。お盆のお墓参りシーズンなどは渋滞で混雑することもありますが、気軽な日帰り旅にもぴったりです。
とくにぶどうの直売所が立ち並ぶ季節には、フルーツ狩りや産地直送の味を楽しみに、多くの方が市外から訪れます。
ぶどうシーズンは直売所が並び、地域が活性化
ぶどう農家それぞれが個性あふれる直売所を構え、道路沿いにはのぼりや手書きの看板が並びます。
最近では、テレビなどのメディアでも柏原市のぶどう直売所が取り上げられることが増え、地域の魅力が再発見されつつあることを実感しています。
地域と共に歩むワイン造り
そんな中で地域の活性にも力を入れられているワイナリーさんがあります。
創業100年以上、大阪を代表する老舗ワイナリー
柏原市には、地元のぶどうを使って本格的なワイン造りを続けている「カタシモワイナリー」さんがあります。
なんと創業100年以上という歴史を持ち、大阪産ワインの魅力を国内外に発信しておられます。
今ではヨーロッパでも高く評価されるワインを生み出しながらも、地域とのつながりを大切にし、観光客の受け入れや地元住民によるガイド付きツアーなど、地域振興の取り組みにも積極的です。
🥂 カタシモワイナリーの見学・ツアー参加方法
カタシモワイナリーさんでは、季節に応じてぶどう畑の案内やワインの試飲が体験できる見学ツアーが開催されています。
大阪のぶどうで造られたワインが、どんな場所・人の手から生まれているのか。
実際に歩いて、見て、味わうことで、グラスの中に詰まった地域の物語を感じられる、そんな体験です。
🔸 見学内容の一例
- 畑の見学:自然と共に育つぶどう畑をガイド付きで巡ります
- 醸造所の見学:大正期の建物や設備が今も稼働する歴史ある工場
- 試飲体験:大阪産のワインを3〜5種テイスティング
- ランチ付きプランもあり(事前予約制)
ツアーは1名からでも参加可能なライトプランから、ランチや解説が充実したプレミアムプランまで、目的に合わせて選べます。
英語対応のガイドツアーもあり、外国人観光客にも人気ということでした。
🔸 アクセス・基本情報
- 所在地:大阪府柏原市太平寺2-9-14(直売所は2-10-5)
- 最寄り駅:近鉄「安堂駅」より徒歩約8分/JR「柏原駅」より徒歩15分
- 駐車場あり/大阪市内から車で約30分ほど
🔗 イベント詳細・見学予約はこちら
見学やツアーの最新情報は、カタシモワイナリー公式サイトの「イベント&ニュース」ページで確認できます。
予約制となっており、季節や開催状況によって内容やスケジュールが異なります。
気になる方は、ぜひ最新情報をご確認ください。
いぬいぶどう園もワイン用デラウェアを出荷しています
実は私たちいぬいぶどう園のデラウェアも、カタシモワイナリーさんに出荷させていただいています。
直売所でのぶどうの味わいと、ワインとして生まれ変わった味の両方を楽しんでいただけたら嬉しいです。
【動画紹介】外国の方も注目する大阪産ワインの魅力とは
YouTubeで紹介された、カタシモワイナリーの地域密着型の取り組み
そんなカタシモワイナリーさんの取り組みは、YouTubeでも紹介されています。
地域と共に歩むワイナリーの姿、そして大阪の地で育つぶどうの魅力が伝わる映像です。
📺 【日本一のぶどう生産地だった大阪!?】注目ワイナリーは外国人も納得の味!
観光と農業がつながる未来へ
動画では、カタシモワイナリーさんの情熱的なワイン造りだけでなく、
- 外国人観光客と地元のつながり
- 地域ガイドによるツアー
- 気候変動と向き合う農業の姿
などが紹介されています。
私たちも、このような取り組みが少しずつ柏原市全体に広がり、“農”と“観光”が結びついていく未来を楽しみにしています。
いぬいぶどう園 大阪ぶどう直売所
店舗名 | いぬいぶどう園 |
販売責任者 | 乾 陽介 |
住所 |
大阪府柏原市国分東条町1-12 |
電話番号 |
072-977-0483 |
いぬいぶどう園は、大阪の柏原市でぶどう栽培を行っております。
収穫したぶどうは、直売所やオンラインで販売しております。祖父から父の代に引き継がれてから、除草剤は不使用。BLOF理論を用いて土壌分析し有機肥料でぶどうの栽培を行っております。
最近は自然栽培の手法を学びながら、土壌の改善だけでなく水はけ、土の状態、草の状態にも注目して栽培しています。
殺虫剤を使用していないため、ぶどうの中に、蜘蛛や虫がいる事が多くあります。ぶどうを食べる時はしっかりと洗ってからご試食下さい。