日頃毎日食べる果物によって体の不調が解消できたらとてもありがたいって思いませんか?
果物は美味しくて加えて、間食として食べても非常にヘルシーです。実はぶどうは、眼精疲労解消に非常に豊富な栄養素を持っているってあまり知られておりません。
今回はそんなぶどうの眼精疲労の解消効果と食べ方のおすすめを紹介します。
目次
なぜ人間は眼精疲労になるのか?
最初に、なぜ人間は眼精疲労になるのでしょうか?ここをシッカリ知ることが大切です。理解することは、ぶどうが眼精疲労解消に向いているか、食べるタイミングを含めて最大の効果を得ることが出来ます。
眼精疲労とは、人間が物を見るために水晶体と呼ばれるレンズに当たる毛様体筋を酷使することで起こります。人間の目が遠くも近くもピントがあって物を見ることが出来るのは、この筋肉によって、水晶体の厚さの調整をしているからです。
ところが、長時間一定距離をずっと見続けてしまうと、水晶体のレンズを同じ厚さにするためにずっと毛様体筋に加わる状態になります。すると、毛様体筋が凝り固まってしまい、柔軟にレンズの厚さ調整が出来なくなります。それだけではありません、一定距離のものをずっと見ることは、目を支える筋肉も全く動かさないため、その筋肉も凝り固まります。
また、長時間目を酷使することで目の情報伝達が遅れ、脳に届く信号の処理速度も遅れていきます。
その結果、物を見にくくなるだけではなく、目頭周辺が重く感じたり、瞬きがしにくくなることからドライアイにもなりやすくなってしまうのです。
目の周辺の筋肉の凝りをほぐすビタミンB1、B6が豊富
ぶどうはビタミンB1が非常に多く含まれています。このビタミンB1は成人男性の場合は1.4mg、成人女性の場合は1.1mg摂取が望ましいとされています。加えて、摂取しても水溶性ビタミンのため体外に排出されやすく、コンスタントにその目安量を摂取すると良いと言われているビタミンです。
このビタミンB1ですが、眼精疲労の原因になる筋肉の凝りをほぐす働きがあります。加えて、血液中にある糖分を分解し、素早くエネルギーに変換する働きも持っているので、長時間同じ距離を見続けても疲労を感じさせない耐久力を維持できるのです。
次にビタミンB6ですが、ビタミンB6は神経伝達の働きに関わるビタミンです。そのため、目の機能の働きにおいてはとても重要な意味を持っています。目の水晶体を通って、網膜での情報を脳に届けるには、このビタミンB6が不可欠だからです。ビタミンB6を補うことで、外から入った目の光信号を脳にスムーズに届ける働きを助けるのです。
この2つのビタミンは必ず眼精疲労の目薬に入っている成分です。それを手軽に両方摂取することが出来るのがぶどうの大きな魅力です。
ぶどうにはポリフェノールが豊富
ぶどうが眼精疲労に向いている理由は、先程のビタミンB1とB6だけではありません。その豊富なポリフェノールです。ポリフェノールの中に含まれているアントシアニンは目に入った情報伝達に関わるロドプシンと呼ばれる光信号を伝える物質の合成を助けることが知られています。
アントシアニンは非常に即効性があり、接種後30分や40分後には、目に届き、物を見て情報の処理速度を早めます。
加えて、ポリフェノールの特性で血行を良くし、眼球周辺の毛細血管の血流を良くする働きも持っているのです。
ぶどうをどう摂取したら眼精疲労に良いのか?
まずはぶどうの眼精疲労解消のために摂取するのに重要なのは、品種です。ポリフェノールのアントシアニンは赤色の色素なので品種的に赤い色の物がより効果があります。アントシアニンとビタミンB1とビタミンB6セットで摂ることがポイントです。
次に、生で皮ごと食べる品種を選ぶことがおすすめです。皮に豊富なポリフェノールが含まれているので、皮ごと食べられる品種を選ぶのがポイントです。絞ることで水溶性ビタミンのビタミンB1とB6の量が減ってしまうので果実を食べるのが一番望ましいです。しかし、手軽に手に入ることも難しいケースもあるため、その場合はコップ一杯のジュースを飲むだけでもかなりの眼精疲労解消する力を持っています。
まとめ
眼精疲労は長時間一定の距離を見ることで、毛様体筋を中心とした目に関わる筋肉の凝りと、情報を伝達する神経系の働きが鈍る症状が同時に進行していきます。目が怠いだけではなく、重症化するとドライアイと言った深刻な症状を引き起こすので定期的なケアが必要です。
ぶどうには目薬にも含まれているビタミンB1とB6が含まれている数少ない果物です。加えて目の情報伝達に関わるロドプシンの働きを改善するアントシアニンも豊富に含まれています。
注意点は生の果物を摂取し、皮ごと食べることが出来る赤い品種を選ぶことです。間食で食べる水分摂取でジュースで飲むだけでも改善に繋がります。
※本記事は、東京大学医学部、東京大学農学部などの研究室で研究を支援する仕事をされていた方に、依頼して作成して頂きました。
いぬいぶどう園 大阪ぶどう直売所
店舗名 | いぬいぶどう園 |
販売責任者 | 乾 陽介 |
住所 |
大阪府柏原市国分東条町1-12 |
電話番号 |
072-977-0483 |
いぬいぶどう園は、大阪の柏原市でぶどう栽培を行っております。収穫したぶどうは、直売所やオンラインで販売しております。祖父から父の代に引き継がれてから、除草剤は不使用。BLOF理論を用いて土壌分析し有機肥料でぶどうの栽培を行っております。最近は自然栽培の手法を学びながら、土壌の改善だけでなく水はけ、土の状態、草の状態にも注目して栽培しています。蜘蛛や虫が沢山いるので、ぶどうを食べる時はしっかりと洗ってからご試食下さい。