
いぬいぶどう園では、カタシモワイナリーさんのワインも直売所で販売しております。また、カタシモワイナリーさんにもワインに加工する為のぶどうを出荷させて頂いております。
ワイン用のぶどうを出荷しているのですがワインについては詳しく知らなかったので、赤ワインと白ワインの健康効果などについて調べた内容を紹介させていただきます。
今回は、ぶどうを原料としたワインの持つ健康効果と、赤・白それぞれの効果的な飲み方について詳しくご紹介します。
目次
ワインはぶどうより健康効果が高い?その理由とは
ワインは、ぶどうを発酵・熟成させて作られるお酒というのは皆様もご存知の通りかと思います。
この発酵・熟成の過程で、ぶどうには含まれていなかった成分や、濃縮されたポリフェノールなどが生成され、ぶどうジュースとはまた違った健康効果が期待できるのです。
また、赤ワインと白ワインでは使用するぶどうの品種や製造工程が異なるため、それぞれの健康効果も変わってきます。
ワイン用のぶどうと生食用のぶどうでは使われるぶどうにも違いがあり、ワイン用のぶどうは濃厚な香りがあるぶどうが好まれたりするようです。
いぬいぶどう園では生食用がほとんどで、ワイン用のぶどうは作っていませんでした。しかし、カタシモワイナリーさんでは柏原市で特産となっているデラウェアを使ったシャンパンやワイン、ぶどうジュースなども作られており、その材料となるデラウェアを出荷させて貰っています。
赤ワインと白ワインの違いは?|製造法と栄養価の違い
赤ワインは「皮と種」も丸ごと使用
赤ワインは、アントシアニンが豊富な黒ぶどう(紫や赤)の果皮・果肉・種を一緒に発酵させて造られます。この製法によって、ポリフェノール類が非常に多く抽出されるのが特徴です。
白ワインは「果肉」のみ使用
白ワインは、白ぶどうなどの果実部分のみを使用。果皮や種は取り除かれるため、渋みや苦味が少なく、すっきりとした飲み口が特徴です。
ただし、ポリフェノールの量は赤ワインに比べると少なくなります。
赤ワインの健康効果|ポリフェノールで抗酸化&血流改善
赤ワインの代表的な有効成分には以下があります。
- アントシアニン:目の疲労回復、視力機能のサポート
- レスベラトロール:強い抗酸化作用、血管の健康維持、中性脂肪の酸化防止
これらの成分は、ぶどうの皮や種に多く含まれています。ワインにすることで、これらの成分が抽出され、アルコールとの相乗効果により血流が促進。毛細血管が広がることで、眼精疲労の緩和や活性酸素の除去が効率よく行われます。
白ワインの健康効果|吸収効率&殺菌力に注目
白ワインは、ポリフェノールの量は少ないものの、分子量が小さく吸収効率が高いのがポイントです。
また、白ワインに特に注目されているのが殺菌作用。大腸菌やサルモネラ菌といった食中毒の原因菌に対する除菌効果が非常に高く、赤ワインよりも優れているとされています。
夏の海鮮料理におすすめ
暑い季節に生ものを食べる機会が増える夏場などは、白ワインを食事に取り入れることで、体内の菌対策としても役立ちます。
赤白共通|ワインのもつ意外な健康サポート
むくみ改善に効果的
ワインには、アルコールとカリウムの利尿作用があります。体内の余分な水分を排出してくれるため、むくみが気になる方には適量の摂取が◎。ただし、脱水を防ぐためにしっかり水分も補給しましょう。
腸内環境を整える
ワインに含まれるブドウ糖は、腸内の善玉菌のエサとなり、腸内フローラのバランスを整える働きも。さらに、発酵によって生まれる有機酸が腸内のpHバランスを整え、便通改善にもつながります。
【まとめ】ワインを楽しみながら健康習慣を
種類 | 主な成分 | 主な健康効果 |
---|---|---|
赤ワイン | アントシアニン、レスベラトロール | 抗酸化、血流促進、眼精疲労の緩和 |
白ワイン | 低分子ポリフェノール、有機酸 | 吸収効率が高い、殺菌作用、整腸効果 |
共通 | カリウム、アルコール、ブドウ糖 | むくみ対策、腸内環境改善、血行促進 |
白ワインのポリフェノール吸収効率や殺菌作用などは、ほとんど知らなかったので驚きました。
赤ワインと白ワイン、それぞれに異なる魅力と健康効果があるんですね。
私はアルコールに弱いのであまり飲めないのですが、お料理や体調、季節に合わせてうまく取り入れてみるのも良さそうですね。
いぬいぶどう園の直売所では、ジュースやジャムなどに加工していただくようなB級品ぶどうも時期によって販売しています。
健康を意識しながら、日々の暮らしの中で“ぶどう”の可能性をぜひ楽しんでみてくださいね。
いぬいぶどう園 大阪ぶどう直売所
店舗名 | いぬいぶどう園 |
販売責任者 | 乾 陽介 |
住所 |
大阪府柏原市国分東条町1-12 |
電話番号 |
072-977-0483 |
いぬいぶどう園は、大阪の柏原市でぶどう栽培を行っております。
収穫したぶどうは、直売所やオンラインで販売しております。祖父から父の代に引き継がれてから、除草剤は不使用。BLOF理論を用いて土壌分析し有機肥料でぶどうの栽培を行っております。
最近は自然栽培の手法を学びながら、土壌の改善だけでなく水はけ、土の状態、草の状態にも注目して栽培しています。
殺虫剤を使用していないため、ぶどうの中に、蜘蛛や虫がいる事が多くあります。ぶどうを食べる時はしっかりと洗ってからご試食下さい。